ソフトバンク杉内俊哉投手(29)がグラウンド内外での活躍を誓った。11日の練習前に、骨髄バンクのドナー登録を呼びかけるポスターの完成披露を行った。推定300万円の費用を自腹で負担して6万枚を作製。全国の医療機関などに配布される。「周りで白血病にかかっている患者さんがいて、僕に何ができるかを考えて作った」。自身も3月に登録済み。球界では阪神藤川が骨髄バンク支援のための野球教室を開催しており、杉内は「僕も(オフに)そういうのができれば」と、さらなる支援にも意欲を見せた。

 もちろんマウンドでも周囲の期待にこたえる。5月26日の巨人戦では7回を2失点に抑えて勝利。13日の登板でも再現を目指す。「病気で苦しんでいるみなさんを勇気づけられるようなプレーができたら」。新たなモチベーションを加え、こちらもシーズン9勝目に挑戦する。

 [2010年6月12日10時54分

 紙面から]ソーシャルブックマーク