横浜尾花高夫監督(53)が17日、白紙の状態から開幕投手を選ぶ意向を明かした。横須賀市のベイスターズ球場で行われた新人合同自主トレを視察。「(開幕投手は)みんなで奪い取ってほしい」と横一線を明言した。清水直行投手(35)、三浦大輔投手(37)、大家友和投手(34)に加え、2年目加賀繁投手(25)らが候補に挙がるが、ルーキーの可能性も示唆。開幕直前まで選考期間に充てる構えだ。

 競争をあおることで先発陣の底上げを目指す。今季もローテーションは5人制。「力のある人が5人出てくれば。(新人にも)チャンスはもちろんある」と、固定観念をなくして5本柱を決め、そこから大事な1戦を託す男を見極める。

 ドラフト1位須田幸太投手(24=JFE東日本)は「今の時点で、そこまで考えていない」としながらも、「近づいてくれば、狙っていきたい場所」と意欲を見せた。1つの座をかけた戦いが、2月の沖縄からスタートする。【佐竹実】

 [2011年1月18日8時17分

 紙面から]ソーシャルブックマーク