西武ドラフト1位大石達也投手(22=早大)が17日、今キャンプ最多タイとなる134球の投げ込みを行った。前日16日の103球に続く連日の100球超えはキャンプ初で、最後まで衰えなかった球威に本人も周囲も手応え十分。大石が「今までで一番良かった。(スタミナはプロに)入ってきた時と全然違う」と言えば、隣で投球練習に備えていた菊池も「エグかったです」と、時折手を止めて見入ったほどだった。

 課題のスタミナがついてきただけでなく、体重移動がよりうまくなったことが背景にある。軸足に力をため、左足を踏み出す過程でロスが少なくなった。渡辺監督も「いいか悪いかは別にして、膝下に土がつくようになったのは、体重移動の仕方が変わった証拠。今日の体重移動は理想的だし、ボールが全然違うよね」と満足げ。20日予定の初実戦へ、期待が膨らんだ。

 [2011年2月18日9時12分

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