楽天ドラフト1位塩見貴洋(22=八戸大)らが参加する2軍の沖縄・久米島キャンプも残りわずか。初めてプロ野球のキャンプを過ごした成果と感想を聞いた。24日にキャンプを打ち上げ、帰仙する予定だ。

 塩見は二転三転して久米島に残った。16日に初登板した紅白戦で2回1失点と好投し、即戦力をアピール。星野監督から「2軍にいるより、1軍で厳しさを知るのがいい」と“オープン戦1軍帯同”のお墨付きをもらったはずだった。だが19日に沖縄本島に移動した1軍に塩見の姿はなかった。他投手の登板機会と、じっくり大きく育てたい首脳陣の意向で見送られ「(1軍に)いけると思ってたけど、しょうがない」と優しい顔に悔しさがにじんだ。もう気持ちは切り替え、この日もブルペン投球でキレのあるボールを投げ込んだ。3月の教育リーグで対外デビューを予定。「焦らずやっていきます」と結果を積み重ね、1軍切符をつかむ。

 [2011年2月22日10時6分

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