パ・リーグ最下位に低迷するロッテのフロントが、外国人野手の獲得へ、緊急渡米することになった。10日、編成部門トップの石川球団本部長は「近日中に渡米します。新しい外国人野手と一緒に帰ってこられるのが理想」と話した。

 サブロー、荻野貴、清田ら主力の故障により、ロッテは深刻な得点力不足に陥っている。大砲候補としてジョン・ボウカー外野手(パイレーツ傘下3A)の獲得を目指していたが、この日までに不調に終わった。それでも、現状を打破するためには補強は必要だ。西村監督の「1人入ってくれれば、打線の厚みも違う」との要請に応え、再調査に乗り出すことになった。

 当初は左の大砲を狙っていたが、今回はその点にはこだわらない。「7月になればいい選手も出てくるが、待っていられない」と同本部長。昨季の日本一球団が、緊急補強に乗り出した。