元ヤクルトの栗山英樹氏(50)が3日、都内のホテルで日本ハムから正式に監督就任の要請があり、受諾した。栗山氏の略歴は以下の通り。

 ◆栗山英樹(くりやま・ひでき)1961年(昭36)4月26日、東京都生まれ。創価高-東京学芸大。大学4年春まで投手で東京新大学リーグ通算25勝8敗。打撃では1年秋に首位打者、2年春にMVP。4年間の通算打率は3割9分5厘。大学3年まで教員を目指し、教育実習に参加した保健体育学士。小、中、高校の教員免許を取得。卒業論文は「ワンストライク・スリーボールからの攻撃方法」。

 元大毎でキャスターの佐々木信也氏の勧めで入団テストを受け、83年ドラフト外でヤクルト入団。同大学からのプロ入りは初。プロ1年目の秋にスイッチヒッターに転向。3年目に107試合に出場し、打率3割をマーク。プロ入り当初は内野手も88年から外野専門となり、89年ゴールデングラブ賞を獲得した。

 プロ2年目から平衡感覚が狂うメニエール病に悩まされ、病気が原因で29歳の90年に引退。プロ通算7年で494試合、1204打数336安打、7本塁打、67打点、23盗塁。89年にプロ野球タイ記録の1試合4犠打。現役時代は174センチ、72キロ。右投げ両打ち。

 引退後はスポーツキャスター、大学講師などを務め、92年にはさだまさし作詞・作曲の「好敵手」でCDデビュー。