<ソフトバンク5-1オリックス>◇1日◇福岡ヤフードーム

 オリックス岡田彰布監督(54)が、監督歴8年目で初の開幕3連敗を喫した。3年ぶりに1軍登板のソフトバンク新垣に封じられて、完投勝利を献上。球団としても03年以来9年ぶりとなる開幕カードの屈辱だ。

 指揮官は、あきれ顔で言った。「あのチャンスで点が入らんのやから。スクイズを2回、せなあかん。そうなるわな」。2点を追う8回無死二、三塁。絶好機に代打北川が投ゴロ、赤田が三振、坂口が二ゴロ。走者が1人も動けなかった。「最低でも同点。ゴロでもいいんやから。(内野手が)下がっているし。三振じゃ何も起きん」と言った。北川は「最低の仕事をした。1番やっちゃいけない。今日は僕のせい」と反省しきりだ。

 岡田監督は新垣について「(勝負球は)スライダーと思っていたけど、やられたのは真っすぐやで。オープン戦の感じと全然ちごうたな」と話した。

 李大浩らが加入した看板の打線が3試合でわずか4得点。岡田監督は「(寺原の)7回2失点はピッチャーの責任じゃない。3つやられたんやから、ソフトバンクにやり返さなあかん」と17日からの次回対戦を見据えた。【益田一弘】