<ウエスタン・リーグ:阪神5-3広島>◇23日◇甲子園

 2軍降格の阪神ブルックス・コンラッド内野手(33)が「3番三塁」でスタメン出場した。打率1割8分と打撃不振で、22日に1軍登録を抹消。再起を誓ったが、すぐには変わらない。中途半端なスイングが目立ち、3打数ノーヒット。守備でもゴロにタイミングを合わせられずに、後ろにそらして失策を記録した。「バッティングの調子を上げるのは当然だが、ファームにいる以上はチームのためにプレーする」と謙虚に話した。

 技術面とメンタル面の向上を求められているが、コンラッドは試合後に仰天の行動を取った。2軍に常駐する合気道の渡辺富夫師範(65)に弟子入り。室内練習場で指導を受けた。

 「気の使い方の話をしてもらった。生かしていきたい」。来日前は、ファイターぶりに期待が高まっていたが、すっかり迷える助っ人に…。気を注入してもらって、復活の道を探る。