西武菊池雄星投手(22)が左肩痛のため7日、出場選手登録を抹消された。この日、千葉県内の病院で検査を受け、左肩の炎症と診断された。西武ドームに戻り、「ここ数試合は痛かったです」と約1カ月前から異変を感じていたことを明かした。左肩はプロ1年目にも故障した箇所でもあり、リハビリは慎重に進められる方針で、球団関係者は「1~2週間はノースローかもしれない」と説明した。菊池は「今月中に実戦で投げられれば。そんなに長くかからないと思う。必ず今季中に戻ってきたい」と決意をこめたものの、復帰の見通しが立っていない。再昇格には1カ月か、それ以上かかる可能性もある。

 今季9勝4敗、防御率1・92と成長した左腕の離脱に渡辺監督は「今いるメンバーでやるしかない」と現有戦力の奮起を求めた。左内転筋痛のサファテが今週中にも1軍復帰できる見通しで、代役で抑えを務める涌井が再び先発に回りそうだ。