日本ハム斎藤佑樹投手(25)が、4度目の春季キャンプへ向けた意気込みを激白した。30日、2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷での自主トレを打ち上げた。右肩関節唇損傷からの完全復活を期して、2年ぶりに沖縄・名護での1軍でキャンプインする。

 斎藤

 100%のつもりで仕上げができました。これなら絶対、誰にも打たれないという気持ちで(名護に)入っていける。

 充実のオフを過ごし、表情は自信に満ちていた。投球フォームを固めることを第一に取り組んできた。この日も、練習の最後にブルペン入り。わずか15球だったが、変化球を交えながら投げた意図は、投球動作の確認のため。途中で見守っていたドラフト同期の乾に「ちょっと、撮って」と、自らのスマートフォンを渡した。捕手の後ろから投球動作を動画で撮影してもらい、投球後、すぐに動画を見て確認する姿があった。

 オフの間もやるべきことを、やり通せた気持ちがキャンプへの意欲を、さらにかき立てる。

 斎藤

 やっと、キャンプが始まるなという感じ。やっぱり自主トレでは、打者に投げる機会が少ない。早く打者に投げたいし、打たれたりすることもあると思うけど、そこでまた課題がみつかると思う。それが、楽しみですね。

 自信があるから、気持ちも高ぶる。目標は1年間を通じて先発として活躍すること。心身とも万全の状態で、まずは開幕ローテーションを奪いに行く。【木下大輔】