オリックス森脇浩司監督(53)が沖縄・宮古島キャンプ初日、坂口智隆外野手(29)をキャプテンに指名したことを明らかにした。前日1月31日の全体ミーティングで、スタッフ全員の前で通達した。「1年のチームの流れを見て、今年は坂口をキャプテンにして、運んでいく。いかなる時も先頭に立って、引っ張ってもらいたい」と説明した。

 12年は楽天にトレード移籍した後藤が務めていたが、昨年はキャプテン制を廃止。「去年は決める必要がなかった。それぞれが日々、リーダーでやってくれ、と言っていた」と指揮官は振り返る。シーズンは5位に終わり、チームの結束の必要性を再認識。今季のキャッチフレーズ「進撃」のサブタイトルに「さらに、ひとつになろう」とあるように、チームリーダーの復活を決めた。

 坂口は02年ドラフト1巡目で近鉄に入団。オリックスと合併した05年から在籍している。明るい性格の中堅選手でまとめ役に最適だ。「小学校以来ですが、自称キャプテンでやってきた。意気に感じて、やりたい。Cマークがついたら、写メを撮りたい。近い将来にできるかもしれない子どもに見せたい」と快諾した。【田口真一郎】