<中日4-1阪神>◇23日◇ナゴヤドーム

 粘り負けた。阪神の先発ランディ・メッセンジャー投手(32)が6回7安打3失点で3敗目を喫した。立ち上がり3回までで6三振を奪うなど初回から飛ばした。だが自軍が6回表に1死満塁で無得点に終わると、先に崩れた。直後の6回裏。1死満塁とされ、初球を森野に打たれた。この回4安打を集中され、3失点で降板した。

 「5回までは良かったんだけど。打撃とのリズムが悪くても、しっかり投球しないと。もっと投げられたし、投げたかった」

 中西投手コーチは「だいぶカリカリしていた。冷静にはいってなかったな。初球だぞとは言ったんだが。バッテリーを含めて初球の入り方だな」と先制を許したシーンを指摘した。自らにイライラが募ったのか、メッセンジャーは7回に代打を送られた際、ベンチでヘルメットを投げつけるシーンもあった。早くも3敗目でチームの連勝も止めてしまった。一刻も早く本来の投球を取り戻したい。