お菓子を我慢して、今年を自分の年にする。ロッテ今江敏晃内野手(31)が14日、QVCマリンで自主トレを公開。昨季終了後から週2、3回のペースで、体幹を鍛える運動法ピラティスを続けている。「プロに入って14年目で一番充実したオフだと思う。調子がいい分、飛ばしすぎが一番怖いですね」と言うほど、効果を実感。まだ新年2度目のマシン打撃でも、力強い打球を中堅方向に集めた。

 アスリートフードマイスターの資格を持つ夫人の助けを借りて、食生活にも手を入れた。「お菓子とジュースが大好き。チョコも、スナックも」というが、このオフは、甘いものが食べたくなったらドライフルーツや干し芋で腹を満たす。「ストレスがかかり過ぎるのはよくない」と、たまには愛息のチョコをパクリ。その分、ジュースはやめて水にする。「子どもみたいですね」と笑うボディーは引き締まっていた。

 取り組みは、今季にかける意気込みの表れだ。昨季まで故障に泣くことが多かった。05年と10年は日本シリーズMVP。5年周期なら、今年は今江の年だ。「ゴールデンイヤーにできればいい。全試合、グラウンドに立ちたい」と力強く言い切った。【古川真弥】