「久保田2世」は100キロ超の巨漢だ!

 阪神がドラフト育成枠で指名した常磐大吉岡興志投手(4年=千葉日大第一)は猛虎リリーフ陣を支える鉄腕・久保田の後輩。「やっぱり久保田さんは好きです」と猛虎入りを喜んだ。187センチで公称99キロだが「今は107キロです」と笑う。好きな食べ物を聞かれると「肉、米です!」と即答。「おかわり君」西武中村ばりの人気者キャラだが、もちろん確かな実力の持ち主だ。

 巨体から投げ込まれる最速150キロの直球は重量感たっぷりだ。今秋のリーグ戦は10試合で防御率2・61。51回2/3で12四球と制球力も兼ね備える。その後、関東地区大学野球選手権でも先発、リリーフとフル回転し、大学初の明治神宮大会出場を導いたばかり。同大学の石川清一監督(54)も「久保田よりも体が柔らかい。基礎のスピードというだけだったら、大学でもトップクラス」とその素材に太鼓判を押した。

 ◆吉岡興志(よしおか・こうじ)1986年(昭61)10月17日、千葉県佐倉市生まれ。薬園台南小2年時に野球を始める。小4で外野手から投手に転向。千葉日大第一高での最高成績は1年夏の県ベスト16。常磐大では1年秋からベンチ入り。最速150キロ。187センチ、90キロ(実際は107キロ)右投げ右打ち。