日本ハムのドラフト1位早大・斎藤佑樹投手(22=早実)が「同門対決」に登板する可能性が5日、浮上した。

 今日6日に初交渉を控えた斎藤に、夢プランが持ち上がった。来年2月、チームの対外試合初戦が、同12日の広島戦(沖縄市予定)に内定。相手にはドラフト1位で同じ早大の福井優也投手(22=済美)がおり、実現すれば「早稲田同門対決」になる。

 斎藤にとって、感慨深いカードになる。指名後の会見では「大学1年のころから2人(福井、大石)には刺激を受けてきた。2人がいなかったら、今の自分はない。切磋琢磨(せっさたくま)できたことに感謝しています」と頭を下げた。心強いチームメートであり、良きライバルだった福井とプロ入り初戦で激突することがあれば、自然と投球にも熱がこもりそうだ。

 その翌週には、過去にメジャー帰りの新庄や中田がデビューした、大物日本ハム選手の“登竜門”阪神戦(名護)が組まれており、現時点では同戦での登板も選択肢に入っている。いずれにせよ、大注目は間違いない。【本間翼】