巨人ドラフト2位の太成学院大高・今村信貴投手(17)が15日、大阪市内のホテルで交渉し、契約金6000万円、年俸600万円(金額は推定)、背番号は「65」で仮契約した。最速149キロの直球が魅力の左腕だが、山下スカウト部長は「試合ではあまり投げていないが、スローカーブもいい曲がりをする。(元阪神の)星野のようなね」とベールに包まれた“秘球”を絶賛。本人は「まだ未完成です」と話す100キロ台のスローカーブと直球との緩急差は約50キロ。潜在能力が高く、夏の県予選後に球速を2キロ伸ばした伸び盛りの左腕は「内海さんのような選手になりたい。できるだけ早く、1軍に上がってチームの力になりたい」と誓いを立てた。