25日に開催されるプロ野球ドラフト会議で1位指名が確実視された岩手・花巻東の大谷翔平投手(18)は21日、花巻市内の同校で記者会見を行い、米大リーグへの挑戦を表明した。

 大谷は真っすぐに前を見つめて自分の将来を語った。

 -米球界への道を選択した。

 「マイナーからのスタートになると思うけれども、メジャーリーグに挑戦したい気持ちでいる」

 -決め手は。

 「入学当初からの夢だった。若いうちに行きたい思いがあった。日本のプロにも憧れはあったが、メジャーへの憧れの方が強かった」

 -前例のない決断になるが。

 「難しい決断ではあった。自分の意見と両親や周りの意見で食い違うところがあって、迷った。すごく悩んでいたので、ほっとした。自分の意見を素直に言えたのはうれしい」

 -どういう選手になりたいか。

 「プロ野球、メジャーリーグの人たちを見て自分は野球をやりたいと思った。次は自分を見て、そう思ってもらえるような選手になりたい」

 -自分の意見を尊重した両親に対しては。

 「意見が違う部分もあったけれど、最終的に背中を押してもらって感謝している」