プロ野球の加藤良三コミッショナーは22日、ドラフト会議で1位指名が有力視されていた岩手・花巻東の大谷翔平投手が米大リーグ挑戦を表明したことについて「個人の意思が尊重されるべきだ」との認識を示した。

 日本野球機構(NPB)は2008年、ドラフト指名を拒否した選手が外国のプロチームでプレーしてから日本に戻ってきた場合は一定期間、NPBの球団と契約できないことを申し合わせた。このルールの改正に関しては「提起されれば討議されると思うが、基本的には日本の野球の魅力を高めることが大事。将来に向かって(魅力を)高めるには12球団が英知を出すべきだ」と述べた。