侍ジャパン投手陣が、総動員に向け準備を整えた。WBC準決勝メキシコ戦の前日練習が行われた19日(日本時間19日深夜)、ダルビッシュ、大谷、高橋宏、伊藤、湯浅を除く投手10人が、試合前日にブルペンに入った。

大勢投手(23=巨人)いわく、「硬い」というマウンドの感触を確かめるため、2人ずつ交代で左翼奥にあるブルペンへ。湯浅も投球こそ行わなかったが、シャドーを行うなど初めて球場のマウンドを確認した。

メキシコ戦の先発マウンドを託された佐々木朗希投手(21=ロッテ)は19球。ブルペンで待機する山本由伸投手(24=オリックス)も13球を投げ込んだ。今大会抜群の安定感を誇る今永も投球練習。松井、宮城、高橋奎、戸郷、宇田川、山崎も腕を振った。

準決勝以降の球数制限は95球。先発がいけるところまでイニングを稼ぎ、残りは状態のいい投手からつぎ込む形を取ることができる。3大会ぶりの世界一へ、あと2つ。最強投手陣は出陣準備OKだ。