ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)が米国デビューを飾る興行「SUPER FLY」(9月9日(日本時間10日)=米カリフォルニア州カーソン、スタブハブ・センター)の記者会見が15日、ロサンゼルス市内で催された。

 日本で調整中の井上は不参加となったが、6度目の防衛戦の相手として迎えるアントニオ・ニエベス(30=米国)は出席。井上について「素晴らしい選手。特にこの階級で力を持っている。私のボクシングに集中したい」と意気込みを語った。

 アマチュア戦績は100戦ほどで、全米ランクで2位に長くいたという。「約10敗」の負けがあるとした。プロ戦績は17勝(9KO)1敗2分けで、これまでは1階級上のバンタム級で戦ってきた。井上の存在は対戦が決まるまで知らず、映像を見始めた段階と明かし、「試合当日は私の方が(体が)大きいはずだから力があるし、勝てる。60%の確率だ」と述べた。井上は本場米国でも時代のスーパースターとして期待は高まっている。「もし私が彼を破れば世界王者だけでなく、ランクもあがる」と続けた。