新日本プロレスのG1クライマックスで4年ぶり2度目の優勝を飾った内藤哲也(35)が優勝決定戦から一夜明けた14日、都内の事務所で会見した。内藤は「最高の空間をつくってくださったお客様に感謝しています」と、ファンへの感謝を最初に語った。そして、18年1月4日の東京ドーム大会メインとIWGPヘビー級王座挑戦の権利証を手にした。権利証の行使について質問を受けると「オカダ、IWGPヘビー級王座、メインの3つの中で、オレは断トツで東京ドームのメインイベント。ほかの2つに比べはるかに魅力的」と話した。

 これからは権利証をかけての戦いをこなす必要があるが「G1でも負けたが、やはりひっかかってしまうのは石井智宏。直前の米国大会でも負けているし、2連敗しているから、権利証の試合を組まされるのであれば、石井を指名する」と話した。

 また、優勝者としてG1クライマックスの大会のあり方にも疑問を呈した。今年のG1が、各ブロック最終戦の2人ずつに絞られ、他の試合がすべて消化試合となったことを受け「来年、よりレベルの高いG1にするため提案したい。20選手を10人ずつに分けて19大会という枠ありきで、あとから選手を選んでいる。そもそも20人なんて必要なのか。まず、G1にふさわしい選手をピックアップして、それから何大会必要かを決める方がいいんじゃないか」と話した。