ボクシングの元世界WBAスーパーフェザー級スーパー王者内山高志氏(38)の引退記念パーティーが、4日に都内のホテルで開かれた。ボクシングからは具志堅用高、ガッツ石松ら元世界王者の各氏に、卓球の石川佳純、タレントの大林素子ら、約1000人が駆けつけた。内山は当初700人程度を想定していたが、「声を掛けた9割の人が来てくれた。ありがたい」と感謝しきりだった。

 会場には2本のベルトや日本歴代3位となるV11を記す紙面などが飾られた。世界戦で対戦した三浦隆司、金子大樹らのビデオメッセージなども流された。歌手の太田裕美、AK69が歌で花を添えた。

 内山氏は現在も週3、4回のロードワークを欠かさず、2週間に1回程度のジムワークもこなしている。体重は63・5キロを維持。イベントや講演などの仕事をこなしているが、1日何もない日は「プータローになったみたい」と笑っていた。「教えることが好きだから。でもプロとかアマとかも悩んでいる」と話しながら、来年にはジム開設へのプランにとりかかっている。後楽園ホールでの引退式も予定している。