プロボクシングWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が、WBC世界ヘビー級タイトルマッチに大きな刺激を受けた。

 3日(日本時間4日)に開催された王者デオンタイ・ワイルダー(32=米国)-元WBA同級暫定王者ルイス・オルティス(38=キューバ)戦のWOWOW生中継でゲスト解説を務めた。

 1発のパンチで展開を変えていくワイルダーの強さに「ガードをすり抜けていくストレートは、まるで新幹線が通り抜けていくところを見ているようです」と独特の表現で解説。倒すチャンスに激しく連打を浴びせる名前通りのワイルドなファイトに「あの雑な感じが魅力」とも付け加えた。

 また解説を務めた元WBC世界スーパーライト級王者浜田剛史氏(57=帝拳ジム代表)は「ここ十数年、ヘビー級は欧州勢が王者になっていたが、久しぶりに米国でヘビー級らしいヘビー級が出てきた」と声をはずませていた。