IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)が自ら対決を指名した弟分のジュニア王者を下した。

 同じユニットCHAOS所属のIWGPジュニア王者ウィル・オスプレイ(24)と階級を超越した王者対決に臨み、25分25秒、エビ固めで勝利。団体46周年を飾るメイン役をやり遂げ「明日から47周年が始まる。棚橋弘至、いや違う。内藤哲也、いや違う。ケニー・オメガ、いや違う。オカダ・カズチカに任せなさい!」とのマイクアピールで締めた。

 驚異的な身体能力で空中技を繰り出してきたオスプレイに対し、オカダも高い打点のドロップキックで撃墜。原爆固めからラリアット2連発で攻め込み、ロープから戻ってきた相手を捕まえて墓石式脳天くい打ちを成功。そのままレインメーカーで試合を決めたオカダは「(オスプレイは)すごい選手だなと思います。オスプレイがいれば、新日本は当分、安泰じゃないかなと思います」と同じユニットCHAOSで活躍するジュニア王者を高く評価した。

 現在、歴代2位の10度防衛を成功させているオカダの次期挑戦者は9日開幕のニュージャパンカップ優勝者が確実。オカダは「余裕で待っていてやろうかなと。もう待ちくたびれている。誰も、このベルトを取ることができない状態が続いている」と最強挑戦者の登場を待っていた。