WWE加入後、初めての王座戦を控える08年北京五輪(オリンピック)柔道女子70キロ級銅メダルで元UFC女子バンタム王者のロンダ・ラウジー(31)が調印式に臨み、ロウ女子王者ナイア・ジャックス(33)と火花を散らした。王者からの逆指名で決まったロウ女子王座戦は6月17日のPPV大会(米シカコ)で行われる。

 調印式の立会人となったロウコミッショナーのステファニー・マクマホンから先に「ナイアは自分の名前をあげたいから逆指名したんでしょ。ロンダはまだシングル戦をWWEで戦ったことがないしね。そしてロンダはナイアをのろまだと思っているんでしょ。(ラウジーの得意技)腕十字を決めるのに何分かかるかしら」と両者をたきつけるような皮肉が飛び出した。

 すると先にジャックスが「私にはアームバー(腕十字)は決まらない。ロンダを倒して名前を上げるわ」と発言。一方、黙って契約書にサインしたラウジーは机とイスを横にはねのけてベルトを肩にかける王者の真正面に立つと「正直に話してくれてうれしいわ。ナイアからタイトル、そして腕も奪ってやる」と鋭い眼光でにらんだ。握手を交わしたものの、既に臨戦態勢に入っていた。