ボクシングのWBC世界バンタム級4位井上拓真(22=大橋)が、兄弟世界王者に向けて過酷な土のうトレを消化した。

12月30日、東京・大田区総合体育館で控える同級2位ペッチ・CPフレッシュマート(24=タイ)との同暫定王座決定戦に備え、13日から静岡・熱海合宿を開始。WBA世界同級王者の兄尚弥、日本スーパーライト級1位のいとこ浩樹とともに、1つ17キロの土のうを利用した新メニューを初敢行。両肩に土のうを担いで走るなど、右足をつるほどのギリギリまで追い込んだ。気合十分の井上拓は「張り切りすぎですね。ケガしてもいけないので、そこは注意します」と苦笑いした。