ボクシングの全日本新人王決勝戦は23日、東京・後楽園ホールで開かれ、フェザー級決勝は東西MVP対決が実現する。東日本MVPの峯田光(22=帝拳)、西軍MVPの竹本雄利(22=クラトキ)の顔合わせで、両者ともに22日には都内で開催された前日計量に臨み、ともに57・1キロのリミットでクリアした。

注目カードとなった峯田は「MVP対決は、あまり気にしていないです。ただ、ここで負けてはダメだと思っているので」と平常心を貫いた。出身地となる鹿児島・瀬戸内町からは50人ぐらいの応援団がかけつけることもあり「勝つべくして勝たないといけない。何回やってもアイツが勝つと思われるような試合がしたいです」と強い決意を口にした。

一方、竹本は50年以上続く所属ジムで初の全日本新人王を目指す。30年ぶりの新人王決勝進出で師匠の原田哲也会長も熱い視線を送る中で「何も気にしていないです。自分のために勝ちたいです」とキッパリ。またMVP対決には「盛り上がるのでいいと思います。KOで勝ちたいです」と意気込みを示した。