歴代王者によるIWGPタッグ3WAYマッチは、SANADA、EVIL組が王座を奪還した。昨年10月に王者となったタンガ・ロア、タマ・トンガ組が、前王者のニック・ジャクソン、マット・ジャクソン組も加えての初防衛戦。SANADAがマットを10分15秒に体固め。昨年1月4日に獲得した王座に返り咲いた。

トンガとロアの激突で始まったタッグ戦。EVILがトンガを場外に引きずり出した。花道で助走をつけてのラリアットを浴びせて会場を沸かす。SANADAは6番目の最後にリングインすると、プランチャ・スイシーダの4連発で見せ場を作った。

中盤はニックとマットのジャックソン組が、スピードある多彩な技に、連係の良さを見せた。2組の兄弟タッグを相手にしたEVIL組が、最後は好連係。SANADAがマットをラウンディング・ボディプレスから抑え込んだ。

EVIL組は昨年1月4日に、IWGPを初戴冠して2度防衛した。さらに昨年はワールド・タッグ・リーグで連覇も達成した。EVILは「宣言通りのダブルチャンピオンだ。このベルトを持ち続けてみせる」と王座保守も宣言した。

初防衛に失敗したトンガだったが、新王者に対して「おめでとう。これを踏み台にしてのし上がっていくだろう。日本人が勝ってよかった。ジャクソン組もすばらしかった」と対戦相手たちをほめあげた。さらに「19年はグッドガイになる。トップになれなかったから、バッドボーイは卒業する」。弟のロアは「キャラ変したトンガにと頑張っていく」と同調した。