プロレスリング・ノアの新オーナーとなった広告代理店、リデット・エンターテインメント(以下リデット社)の武田有弘常務取締役が29日、東京・有楽町の新事務所でオーナーチェンジの経緯を説明した。

リデット社と、前オーナーのエストビーで株式の移行などの話がまとまったのが昨年11月20日前後。リデット社は75%の株式を取得し、ノアを子会社化した。新体制に伴い、これまで主に運営を担当していた内田雅之会長が今月いっぱいで退任。前体制で社長を務めていた不破洋介社長は留任し、運営を引き継ぐ。また、リデット社の社員のまま武田氏が、現場を取り仕切ることになる。武田氏は「当面は、3月10日の横浜文化体育館大会までに、新しくなったイメージをつくりたい。ビッグマッチも増やしていきたい。選手たちには、リング上で明確にノアの新しい顔をつくってほしい。その新しい顔にノアを引っ張ってもらいたい」と話した。所属選手たちとは、個別の面接などで新体制の説明をしているという。また「オーナーからは、明確に業界2位を目指すように言われている。そのために、何をやればいいか考えていきたい」と話した。