ボクシング前IBF世界スーパーバンタム級王者の同級3位岩佐亮佑(29=セレス)が15日、米ロサンゼルスでの再起戦の前日計量をパスした。16日に同級4位セザール・フアレス(27=メキシコ)とのIBF世界同級指名挑戦者決定戦に臨む。岩佐は55・1キロ、フアレスはリミットの55・3キロで一発クリアした。岩佐は昨年8月の同級王座陥落後の初試合で、世界挑戦権を懸けた一戦となった。

岩佐は10日に渡米して現地で最終調整し、前日には検診を受けていた。海外は15年に英国でIBF世界バンタム級王座決定戦の世界初挑戦以来2試合目。米国では16年に今回と同じ挑戦者決定戦が組まれたが、相手が体重超過で前日に中止となったことがある。その経験も生かして、試合前最後の関門をクリアした。

メインはWBA世界フェザー級タイトル戦で、スーパー王者レオ・サンタクルス(30=メキシコ)が同級11位ラファエル・リベラ(24=メキシコ)の挑戦を受ける。