K-1フェザー王者の村越優汰(24=湘南格闘クラブ)が23日、神奈川・平塚の所属ジムで公開練習を行った。

3月10日に、さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで開催の「ケイズフェスタ2」(日刊スポーツ新聞社後援)で行う卜部弘嵩(29)との初防衛戦を前に、得意の蹴り技などを見せ、必勝を誓った。

昨年11月のさいたま大会でのフェザー級王者としての初戦。村越は当時17歳のアレックス・リーバス(スペイン)にまさかの敗戦を喫した。「前回負けて、このままじゃ駄目だ。何かを変えないと思った」と変化の必要性を感じた村越は、年明けからK-1ジム三軒茶屋シルバーウルフへの出稽古を開始。得意の蹴り技をさらに生かすためのファイトスタイル構築に着手した。

「自分の蹴り中心のスタイルはけっこう研究され、作戦を立てられていることを感じていた」。シルバーウルフでは、蹴りだけではないようにすること、うまく攻撃をミックスした上で蹴りを生かす練習を心がけた。「もちろん今までのスタイルでも戦えるし、違う戦い方も柔軟に出来るようにする感じ」とのことで、「そうやって変化を加えながら、得意の三日月蹴りを当てるための作戦だったり、いろいろ考えている」という。

「相手の弘嵩選手はみんなが知ってる有名な選手なんで、話題性もあると思いますし、今回勝つことによって、さらに自分の名前を知ってもらえる。自分にとって本当に大きな試合だと思っています」と村越は、ファンも認める”真のK-1チャンピオン”を目指し、圧倒的勝利を狙う。