3冠ヘビー級王者宮原健斗(30)が、野村直矢(25)を退け、3度目の防衛を果たした。

初挑戦で宮原が持つ26歳11カ月の最年少記録更新を狙う野村に、エルボー連打などで詰められたが、右膝での強烈なブラックアウトで反撃。力を振り絞って粘る野村をがっちり抱え、シャットダウンスープレックスホールドで制した。

30歳初勝利をおさめ「ファンのみなさまは俺を含めて新時代だと思っているかもしれませんが、俺はとっくに宮原健斗時代を築いている。最高のプロレスラーは同じ時代に2人もいらない」と高らかに宣言。「いつチャンピオンになってもおかしくない」と野村の実力を認めつつも、自分との差を「ナルシシストさ」と指摘。「てめえらの力でこいよ」と若手勢に発破をかけた。