ボクシング元5階級王者フロイド・メイウェザー(42)が9日、都内のホテルで取材に応じ、年内に日本で自身プロデュースによる格闘技イベントを初開催すると明かした。

日本で可能になったカジノビジネスで数百億の資金を集め、ビッグファイトの実現につなげるプラン。自身もエキシビションマッチをする予定で、関係者は元WBA世界ミドル級王者村田諒太に興味を示していると話した。

この日午後4時ごろ日本に到着したメイウェザーは赤いパンツに黒い革ジャン姿。ホテルの部屋のソファにゆったりと座り、日本での野望をうれしそうに語り始めた。

一問一答は次の通り。

-今回の来日の理由は

「日本でカジノができるようになり、チャンスがある。日本は次のラスベガスになる。もっと盛り上げたい。スーパーファイトをしたいし、日本でナンバーワンのプロモーターになりたい。さまざまな準備をし始めているところで、今回も交渉のために来た」

-どんなイベントになるか

「格闘技も、ボクシングも。ラスベガスのように、ファイトマネーの高い大きなイベントにする。マッチメークもするし、自身もエキシビションファイトもする」

-どんな相手と戦いたいか

「どういうカードにすれば盛り上がるか考えて、仕掛けている最中だ。交渉中なので、今はまだ名前は出さない」

-イベントの場所は

「どこで何をやっても盛り上がる興行になると思う」

-きょうのRIZINの会見で榊原実行委員長は、那須川天心とマニー・パッキャオ推薦のフィリピン人との対戦はメイウェザーの協力があって実現したと話していた。このカードについてどう思うか

「天心にはがんばってほしいと思っている。天心とやってた時に練習しなかったが、とても強いと思った。キックルールなら相手に勝つと思う」

-パッキャオがRIZINと協力していくこと、また参戦も視野に入れていることについてどう思うか

「選手の発掘やプロモートをやるなら日本の格闘技界のために頑張ってほしい。今はまだ現役プロボクサーだし、エキシビションマッチは引退してからやったらいいのでは」

-パッキャオとの再戦の可能性は

「1回やって、私が勝った。ファンは納得している人、していない人いると思うが私は引退しているし、やるつもりはない」

-エキシビションの相手はボクサーか、キックボクサーか、別の格闘家か

「なんでもいい」

今後RIZINと協力していく予定で、4月21日のRIZIN15大会に来場する予定もあると話した。