日本プロボクシング協会花形進会長(72)の就任をお祝いする会が、6日に横浜市内で行われた。

4月に東日本ボクシング協会会長と兼務で就任し、約150人がお祝いに駆けつけた。「日本には井上尚弥というスーパースターもいる。1期3年は頑張って、理事たちと話し合いながら、ボクシング界を盛り上げていきたい」とあいさつした。

大橋秀行元協会会長があいさつで逸話を披露した。中学時代は花形会長と同じ協栄河合ジムで、トレーナーになっていた花形会長にも指導を受けた。プロ入門時は強豪ヨネクラジムに勧誘されていたが、半年後に開設する花形ジムに入門予定だった。ところが、花形会長が「まだ経験もないし、自信もない。ヨネクラジムに入った方がいい」とすすめたという。

大橋会長は「すばらしい言葉。あれがなければ、井上尚弥もいなかった。命の恩人とも言える。自分のことより人のことを考える会長らしい。人気復活させましょう」ととっておきのエピソードに会場も盛り上がった。