エース棚橋弘至(42)が新技で復帰後初勝利を飾った。

左肘負傷で4月から欠場していた棚橋は5日の両国大会で2カ月ぶりに復帰。ジェイ・ホワイトとのシングルマッチで敗れ、悔し涙を流した。

復帰2戦目のこの日は6人タッグ戦で田口隆祐、ジュース・ロビンソンと組み、石森太二、チェーズ。オーエンズ、ジェイ・ホワイト組と対戦。宿敵ホワイトにブレードランナーを決められそうになるが、かわして逆にスリングブレイドをさく裂。最後はオーエンズに新技の変形スリングブレイドを決めて、勝負を決めた。

棚橋は「復帰2試合目だけど、徐々に復調していくのは普通の人だから。そんな気長なことはしてられない。ギアMAXで駆け上がっていきます」と来月控えるG1連覇を見据えた。

新技はホワイトとの戦いでヘッドロックをかわすために思いついたもの。「精度をあげていくか、また空を飛べるようになるか…」。新技を磨きながら、ハイフライフローの封印を解く日を待つ。