新日本プロレスなどに参戦したメキシコ人レスラーの「山犬」ことペロ・アグアヨさんがメキシコで死去したことが分かった。3日(日本時間4日)、メキシコ団体のAAAやCMLLが公式サイトで発表した。73歳だった。死因は明らかにされていない。リングネームの「ペロ」は犬を意味する。

メキシコプロレス界のレジェントの1人となるアグアヨさんは70年にプロレスデビュー。75年にNWA世界ミドル級王座を獲得。79年には新日本プロレスで初来日し、同年にはグラン浜田が保持していたUWA世界ジュニア・ライトヘビー級王座を奪取。80年には再び浜田が保持したUWA世界ライトヘビー級王座を奪うなどライバル関係にあった。81年には新日本マットでWWFライトヘビー級王座決定リーグ決勝でも、浜田を下して初代王者にも就いた。

00年には息子のアグアヨ・ジュニアと一緒に来日し、引退ツアーなども行った。01年に現役を引退した。アグアヨ・ジュニアが15年に試合中の負傷が影響で35歳の若さで死去している。