Bブロック公式戦で、内藤哲也がジェフ・コブを破り、勝ち点を10に伸ばし優勝者決定戦進出に望みをつないだ。

苦手とする巨漢のパワーファイター相手に、飛びワザを何度も空中で受け止められ、マットにたたきつけられた。それでも、序盤は低空ドロップキックをコブのヒザ目がけ放ち、動きを止める。さらに後半は、空中でコブに受け止められた後に、体を振ってその反動でデスティーノを仕掛けるなど、対応力の高さを見せつけた。最後は、リバース式デスティーノから正調デスティーノと連発で、12分47秒にコブを仕留めた。「今まで苦手にしてきたパワーファイターも今のオレにとっては朝飯前。相手のパワーはすごかったが、今のオレは負けるわけにはいかない。個人的に思い入れのある武道館で、最終日は頂点に立ってやる」とG1クライマックス制覇への思いをぶちまけた。