K-1クルーザー級で日本の愛鷹(あいたか)亮(29)が、王者シナ・カリミアン(31=イラン)にKO勝ちする大番狂わせを演じた。

3回57秒、コーナーに詰まった身長200センチのカリミアンのアゴに、20センチ低い愛鷹の右フックがものの見事に決まった。カリミアンは気を失って1発KO。立ち上がった時は自分の負けが理解できず、セコンドが押さえつけるほどだった。

静岡県警機動隊員だった愛鷹はリング上で男泣き。「警察官を辞めて格闘家になった。お前には絶対無理だと言われたが…」と胸を張った。そして「目標は世界一なんで、次、タイトルマッチやらせてください。あいたかりょう、覚えて帰ってください」とアピールしていた。