キックボクシング界の神童那須川天心(21)が“自腹”の覚悟を示した。30日、東京都内で行われたRISE WORLD SERIES決勝(9月16日、幕張メッセ)の会見に出席。残席があるチケットについて「直前に買えばいいと思っている人が多い。売れなかったら買い取るぐらいの気持ち」と完売に自信をみせた。

ジャイアントキリングはさせない。決勝の相手、志朗(26)は今月18日のRIZIN18大会で朝倉海が堀口恭司に1回KO勝ちした大金星を引き合いに出し、「勝った方がすべてを奪い取れる」と無敗の那須川に勝ち、成り上がることを宣言。それを受けた那須川は「(自分が)負ける試合を見たいと思う方もいると思う。それは仕方ないこと」と理解を示した上で、「例えば1回負けたほうが楽になるとか、プレッシャーから解き放たれるとかいいますけど、自分は負けることが嫌い。負け=死だと思っている。その覚悟が誰よりある。だから負けたくないですし、大前提はKOで勝つことですけど、勝つ。究極は負けないためにどう戦うかということになると思う。そこを極めているので、負けないと思います。負けないです。絶対勝ちます。大丈夫です」と勝利への強い思いを熱弁した。