全日本プロレスの野村直矢(25)が秘技での3冠奪取を誓った。3日後楽園大会での3冠ヘビー級王者宮原健斗(30)とのタイトル戦に向け、2日横浜市内の全日本事務所で行われた前日会見に出席。

野村は今回の挑戦に合わせ2つの新技を用意しており、うち1つは8月24日の北海道・美幌町大会の前哨戦で決まった裏スピアー。もう1つは本番ぶっつけで繰り出す予定で、その内容はベールに包まれている。横に王者がいる手前、詳しくは語らなかったが「これ決めたら試合が終わる。絶対(カウント)3つ取れる技を」と自信たっぷりに予告した。

3冠ヘビー級王座は宮原の26歳11カ月が最年少記録。今回野村が勝てばその記録を更新することになる。野村は「今までにない自信がある。過去1番強い野村直矢でいくと思う。時代は変わりますよ。見に来ないと後悔しますよ」と堂々と語った。

一方の宮原は野村を「すばらしいレスラー」と認めた上で、「チャンピオンというのは次元が違うんですよ」とぴしゃり。「すばらしいレスラーはたくさんいますが、エース、メインイベンター、エースというのは1人だけですよ。その1人が俺ですから」と若き野村をオーラではね返すつもりだ。