1・4東京ドーム大会でIWGPヘビー級王座をかけて戦う王者オカダ・カズチカ(31)と挑戦者飯伏幸太(37)がこの日も前哨戦で火花を散らした。

オカダがSHO、YOHと組み、飯伏がヤングライオン上村、辻と組む6人タッグ戦。中盤やっと2人のマッチアップが訪れると、飯伏はいきなりドロップキックでオカダを場外へ蹴り出し、続けて場外へ高く飛びプランチャをお見舞い。リングに戻ってその場飛びムーンサルトと攻撃をたたみかけた。

2カウントで返したオカダは反撃へ。墓石式脳天くい打ち、レインメーカーはかわされるも、豪快なドロップキックを決め会場を沸かせた。最後はYOHが辻にファルコンアローを決め、オカダ組が2夜連続で勝利した。

試合後、ベルトを巻いてマイクを持ったオカダは「いぶしさーん、その調子で大丈夫ですか? このままだと無冠に終わっちゃうんじゃないですか。1・4東京ドーム勝つ気で来てくださいよ」と飯伏を挑発。すると、すぐにロープに飛びのってリングに戻った飯伏がマイクを持ち、「オカダさん、それあなたじゃないですか? 誰が無冠になりますか? どっちが無冠になりますか? 必ず勝ちますよ」と対抗した。

退場したオカダは「挑発してくれるねぇ」とうれしそうな表情。「このベルトへの、2冠へのなのか知らないけど思いはあるみたいで安心したよ」と挑戦者の熱さを歓迎した。