米プロモート大手トップランク社と契約を結んだIBF世界同級14位平岡アンディ(23=大橋)が上々の米デビュー戦を飾った。

ロヘリオ・カサレス(29=米国)に2回2分15秒、KO勝利を収め「とても楽しかったです。これからももっと経験を積んで飛躍したいです」と笑顔をみせた。

サウスポー同士の激突。身長の高い平岡が的確なジャブをヒットさせて主導権を握った。2回、接近戦から左からの右フックでダウンを奪取。立ち上がってきたカサレスに容赦ない連打を浴びせて白星を奪った。大橋秀行会長(54)は「アンディを(トップランク社)ボブ・アラムCEOが絶賛していました」と明かした上で「ラスベガスで初めての試合でも落ち着いて冷静にカウンターで倒した。とても良い試合」と合格点を出していた。

トップランク社とはWBA世界ミドル級王者村田諒太(帝拳)、2団体統一バンタム級王者井上尚弥(大橋)、前WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(横浜光)ら日本選手が契約を結んでいるが、日本王座獲得などの主要実績がない平岡が契約を結ぶのは異例だった。