ボクシングの日本ウエルター級タイトルマッチ10回戦は1日、東京・後楽園ホールで行われ、挑戦者の同級1位小原佳太(33=三迫)が王者永野祐樹(30=帝拳)に7回2分39秒、TKOで勝利し、スーパーライト級に続く2階級制覇を果たした。

試合開始から前に出ると、2回に左フックでダウンを奪取。その後は2度目の防衛を目指す永野の反撃に苦しむ場面もあったが、7回に連打を集めたところでレフェリーが試合を止めた。16年に世界挑戦し、現在もIBF同級4位。2度目の世界挑戦を目指すが「まだまだ実力が足りない。もっと練習量を上げていく」。三迫会長は「ありとあらゆる可能性を全力で探って、もう1度チャンスをつくりたい」と話した。