お笑いタレントでプロレスラーの、なべやかん(49)が23日、都内で行われた「ベストボディ・ジャパンプロレスリング」の27日の興行「マーチナイト」(東京・新木場1stリング、午後7時)の発表会見に出席した。

新型コロナウイルス渦で興行の中止が相次ぐ中での開催に、自らもセミファイナルに出場する谷口智一ベストボディ・ジャパンプロレスリングCEO(41)は「今回の騒動でイベント自粛の中、中止、延期も検討しましたが、健康美を打ち出している団体として、健康に元気を旗印にして興行をやります。コロナで沈んでいるからこそ、元気づけたい」と話した。

コロナ対策として「観客はマスク着用で、ない人には配布も考えている。入場時にアルコール消毒、体温チェックをして37度5分以上の人は入れずに、返金させていただく。座席も、リングから離して、試合ごとに換気して、空気を入れ替えます。現在、準備を進めています」と説明した。

やかんはメインイベントのBBW世界スーパーボディ級選手権に出場。同級王者の竹林早苗と大鷲透、伊橋剛太と組んで、ダンカンプロレス軍団のベストボディ・ベイダー、諸橋晴也、大石真翔、山中絵里奈と4対4で戦う。誰が誰をフォールしても、フォールを奪った者が新王者という特別ルールで行われる。

やかんは「ダンカンプロレス軍団という小ざかしい軍団と対抗する。とにかく相手を倒し、ベルトを取れたら。早苗さんが防衛できたらいいけど、自分もベルトをほしい気持ちがある。今、言えるのは、とにかくダンカンプロレス軍団をぶっつぶす! ということです」と話した。

当日は父親のタレントなべおさみ(80)の来場も期待されるが、やかんは「高齢ですからね。(コロナに)感染したらかえって迷惑をかけるので、それはないです」。

父のなべおさみに関しては昨年、競泳の池江璃花子選手(19)が白血病で闘病中に、手かざしで治療したなどと一部で報道されたことがある。やかんは「他で言っていることと、くっつけて報じられた。池江さんとは家族ぐるみの付き合いで、うちの実家に来たのは確かだけど、それは飼っていた秋田犬が死んで、お線香をあげに来てくれたから。それがいつの間にか、手かざししたことになってしまった。記事の通りの方が面白いのかもしれないけど、そんなわけはない」と手かざし報道を否定した。