函南町出身で、国体ボクシング成年男子ライト級を2度優勝している木村蓮太朗(23=駿河男児)が、7月22日(後楽園ホール)にプロデビューする。60キロ級6回戦に出場し、相手は9戦5勝(1KO)3敗1分けの東祐也(20=北海道畠山)に決まった。

新型コロナウイルスの影響で約2週間、ジムでの練習ができなかった。その間は1日10キロ、坂道を含めたロードワークと、シャドートレーニングを行い、筋力を維持。初戦を予定の1カ月遅れで迎えるが、「切れ、動き、スタミナ含めて絶好調。明日、試合をしてもいい」とアピールした。

右利きながらサウスポースタイルでファイト。パンチを受けずに相手を倒すボクサーを目指す。東祐也について、「アグレッシブさを感じる」。その一方で、細かい技術は負けないと自負。自分が踏み込むと危険と分析し、「半歩下がりながらジャブを入れ、得意の左ストレート、続けて横移動しながら右で回すフックを打ち込む」と語った。

20日からは日本チャンピオンが複数在籍する東京の三迫ジムで1カ月近くトレーニングを積む予定で、さらなるレベルアップを図る。目標とする10戦以内の世界王座へ、大事な初戦はKO勝利で飾ってみせる。

【倉橋徹也】