青柳優馬(25)、宮原健斗(31)組が、田中将人(47)、TAJIRI(50)組を破り、初勝利を挙げた。

終盤場外で倒れ込んだ青柳はTAJIRIにリング下に引きずり込まれ、青い毒霧を噴射された。さらに反対サイドでテーブルを出し、田中を寝かせて、試合を決めようとした宮原もTAJIRIの奇襲に遭い「何も見えなくなった」と顔を真っ赤に染められ、動けなくなった。万事休すかと思われたが、青柳が首を痛めているTAJIRIにエンドゲームで逆転勝利した。

宮原は、終盤テーブルクラッシャーを初めて食らったが「あの衝撃はバカにできない。本当に息ができない。回復までに時間がかかった。もう食らいたくない」と苦笑い。先に仕掛けてしまい、逆襲にあったが「足元救われた。慣れないことをしちゃうとダメだよ。人生も同じじゃないですか。でも後半戦に向けていい勉強になった」と反省した。

1月に宮原はユニット「NEXTREAM」を「卒業」したが、関係を修復させ今月から復活。連敗続きだったが、3戦目で初勝利となった。青柳は「復活したからには優勝は最低条件」と自信をのぞかせた。宮原も「2020年を締めくくるのは、ノーベルトの男、宮原健斗。俺が締めるしかないだろ。連敗だったけど、ここから逆襲が始まる」と言い放った。青と赤に染まった2人の「鬼」が、次戦からもレスラーたちに襲いかかる。