ボクシングのWBOアジア・パシフック・フェザー級タイトルマッチ12回戦(日刊スポーツ新聞社後援)は28日、東京・後楽園ホールで開催される。27日には都内で同級王者森武蔵(21=薬師寺)、同級6位溜田剛士(27=大橋)がそろって前日計量に出席。森がリミットより100グラム少ない57・0キロ、溜田はリミットの57・1キロでそれぞれクリアした。

3度目の防衛戦となる森は19年12月の水野拓哉(松田)とのV2戦以来、約11カ月ぶりのリング。今年2月から3カ月ほど米ラスベガス合宿に臨み、4階級制覇王者井岡一翔(Ambition)らを指導するイスマエル・サラストレーナーに師事。帰国後は新型コロナウイルスの影響で直接指導は受けられなかったものの、トレーニング動画を送り、アドバイスをもらってきたという。「(同トレーナーから)自分の力を信じてやってほしい、と言われた。12回になっても明確な判定勝ち、KO勝ちをしたい」と静かに闘志を燃やした。

WBO世界フェザー級4位にランクされる森は「世界ランカーとして次にステップできるような試合がしたい」と強調していた。