ボクシングの前日本ウエルター級王者永野祐樹(31=帝拳)が王座返り咲きを目指して再起する。

5日に東京・後楽園ホールで日本同級15位安藤暢文(32=高崎)との同級8回戦を控え、4日には都内で前日計量に出席。両者ともに300グラム少ない66・3キロでクリアした。今年2月に小原佳太(三迫)に敗れて王座陥落して以来、10カ月ぶりのリング。「苦手です」というサウスポー同士の対戦となる。

悔しい気持ちを引きずらず、すぐに王座返り咲きへと気持ちを切り替えたという永野は「原点に戻るような感じで左を打ち込むスタイルを強化してきた。短所を補うのではなく、長所を伸ばしてきた。この10カ月はあっという間だった。左を打ち込んで倒そうと思っています」と気合十分だった。