K-1ライト級の朝久泰央(22)が14日、新王者ゴンナパー・ウィラサクレック(28=タイ)への挑戦にあらためて意欲を見せた。

両国国技館大会(13日、日刊スポーツ新聞社後援)で蓮実光(34)に3回1分48秒、KO勝ち。この日は都内で一夜明け会見を行い、ベルト奪取を誓った。

昨夜の同級タイトル戦(王者林健太-ゴンナパー)は、自身の試合後に生で見た。林の戦いぶりについて「どれだけ練習してきたか分かった」とするとともに「それを僅差で上回ったゴンナパー選手の、母国と家族を思う強さを感じた」。

自身は昨夜の試合を、9月の弘輝との1戦で右足2カ所を骨折した状態で戦い抜いた。「気持ちと応援のおかげで乗り越えられた」と笑った。

ゴンナパーとは「足を治してベストの状態で戦いたい」。ライト級に階級を上げてから倒せるようになっており、「ヘビー級が相手でも、パンチをもらわずに当てればいける」と豪語する。

そんな朝久を王者となったゴンナパーも「今後戦わなければならない相手だと思う。万全の態勢で臨みたい」と警戒していた。