16年リオデジャネイロ・オリンピック(五輪)のレスリング男子グレコローマンスタイル59キロ級銀メダリストで総合格闘家に転向した太田忍(26)が、初陣勝利への絶対的な自信を示した。大みそかのRIZIN26大会(さいたまスーパーアリーナ)で所英男(43)との5分3回(61キロ)を控え、29日にオンラインで報道陣の質問に対応。圧倒的な足関節技と極め技術を持つ百戦錬磨の所との対決となるが「フィニッシュするイメージある。作戦通りに遂行できたら負ける確率は、ほぼないかな」と余裕の表情で言ってのけた。

もちろんグラウンド勝負に入った場合の所の関節技には最大限の警戒をしている。「寝技に関してはスペシャリストですし、所選手の作戦にはまってしまえば負けてしまうことはある」と敬意を表した上で「作戦を遂行できれば負けることはない。しっかり作戦通りに試合が進められれば大丈夫だと思います」と、確実に総合格闘技デビューを飾るプランを立てている。

五輪銀メダリストとはいえ、レスリング技に固執する気持ちもない。総合格闘家として打撃も寝技もトレーニングを積んできた自負もある。太田は「まずデビュー戦なので太田忍の存在を総合格闘技界に知ってもらうのはインパクトがある試合だと思うが、負けたくない。そこを優先しながら勝てたらいい。トップ選手だが、負けるつもりはない。挑戦する気持ち、強い気持ちです」と揺るぎない姿勢をみせていた。

RIZIN全カードはこちら―>